ここがポイント!本物の龍涎香の見分け方!

龍涎香の見分け方

龍涎香(りゅうぜんこう)はマッコウクジラが消化できずに吐き出したものが海に漂い海岸に流れ着きます。龍涎香は香水などの香料、漢方の生薬などに用いられ、天然のものはたいへん価値があるもので、「漂う金」「フローティングゴールド ”Floating Gold”」と呼ばれるほどです。品質によっては1gあたり2000円もの価格がつくといわれるお宝なのです。

海岸でそんな希少な龍涎香を見つけられたらラッキーですね。しかし、龍涎香は普通の石のような外見なので、海岸にうちあげられていても見逃がされていることも多いようです。貴重な龍涎香を発見するための見分け方を解説していきましょう。

叩いた時の音を聞く

龍涎香と石と見分けるもっとも簡単な方法が叩いたときの音を聞く方法です。龍涎香を叩くと軽石のような軽くてやわらかい音がします。樹脂などのほかの物質を叩くときの音とは異なりますので、違いを覚えて龍涎香を見分けましょう。

ライターであぶって香りを嗅ぐ

龍涎香の大部分は油でできているため、加熱すると溶けるという特徴をもちます。ライターなどで龍涎香をあぶると溶け出すので、加熱して溶けなければ龍涎香である可能性は低くなります。海岸で龍涎香らしきものを発見した場合は火で炙ってみて確認してみましょう。火で炙ったときには微かなアンバー臭(オリエンタル調の甘く深い香り)がします。

ホットワイヤーテスト

龍涎香の見分け方のひとつにホットワイヤーテストがあります。針をライターなどの火で炙り、赤くなるまで熱しましょう。十分に熱くなった針を1cmほど龍涎香と思われるかたまりに差し込むと、ジュワッっと溶けて、褐色のタール状の液体になり、強い香りが出たら龍涎香である可能性が高まります。指先に溶けた液体をつけると糸をひくような粘着性が出るのも龍涎香の特徴です。

鑑定を依頼する

龍涎香らしきものを見つけても、色や形状だけでは見分け方がむずかしいものです。本物かどうかの鑑定は専門家に任せると安心です。「もしやこれは龍涎香では?」というものを発見したら、専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。

アンバーグリスジャパンではFacebookページにて無料で龍涎香の鑑定を行っています。鑑定してほしいというものをみつけたらこちらからご依頼ください。

龍涎香の鑑定・買取についてはこちらの記事を参考にしてください。

龍涎香の特徴

形状

龍涎香の形状はさまざまですが、ほとんどは石や岩のようなかたまりです。海岸の漂流物の中から龍涎香を判別するのは簡単ではありません。石と見分けがつけ難いので、見逃さないようじっくりと観察することが要求されます。

龍涎香の形状には、石にそっくりなものや、外側は白っぽい粉状の物質でコーティングされているようなものもあります。龍涎香の内側は粘度状であることが多く、タールのように黒っぽく柔らかい、粘性の高いものもあるので注意深く観察しましょう。

重さ

現在までに見つかっている龍涎香の重さは小さいもので数グラムです。大きいものになると455kgもある巨大な龍涎香が発見された記録が残っています。一般的には普通の石よりも軽く感じるようで、軽石をイメージするとわかりやすいかもしれません。持ち上げてみて、軽いと感じたら龍涎香である可能性があります。

龍涎香にはさまざまな色が発見されています。緑色~灰色、黒、黄色がかったものや、白っぽいものまで多くの色があるので、色で見分けることは困難かもしれません。一般的には黄色~白っぽいものが高品質であるといわれます。

香り

香水などの材料として使われる龍涎香ですから、さぞや芳しい香りがするのでは?と考えるかもしれませんね。しかし、海岸に漂着した龍涎香の香りは独特で、動物臭がするようです。なかには「臭い」とまで表現されることもあります。甘く深い香りといわれますが、すべての龍涎香が同じ香りをもつわけではないので、判別は難しくなります。本物かの判断をするためには専門家の鑑定を依頼するのがおすすめです。

龍涎香はどこで見つかる?

幻の媚薬 龍涎香

龍涎香は世界各地で発見されていますが、主にアフリカ、インド、スマトラ、ニュージーランド、ブラジルの海岸が主な場所です。江戸時代には琉球(現在の沖縄)や和歌山でかなりの量が収穫された記録が残ります。日本の近海にはマッコウクジラが生息し、黒潮にのって龍涎香が流れ着いたと考えられています。

龍涎香発見事例

事例①イギリス

2012年にイギリスの海岸で重さ約600gの龍涎香を少年が発見し、4万ポンド(日本円にして約500万円)の値がつきました。

出典:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/6653/

事例②日本

2018年12月、沖縄で重さ約150gの龍涎香が発見されました。発見したのは龍涎香をみつけるためにトレーニング中のアンバー犬、アンバーちゃんです。犬の嗅覚なら龍涎香の香りがわかるようです。

出典:アンバーグリスジャパン・Facebookページ

龍涎香発見のためのドッグトレーニングについてはこちらから

事例③日本

日本のテレビ局のお宝鑑定番組にも龍涎香はお宝として鑑定されました。出品された龍涎香には250万円ほどの価値があると鑑定されています。発見者の趣味はサーフィンで、犬と海岸を散歩していた際に拾ったとのことです。海岸を散歩する習慣があるなら龍涎香を発見する機会が期待できますね。

出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20150224/03.html

事例④台湾

2020年10月8日の台湾トゥデイ誌では、台湾で龍涎香が発見されたと伝えています。釣り好きの男性が海岸で変わった香りのする石をみつけて持ち帰り、鑑定してもらった結果、龍涎香であることがわかりました。男性がひろった石が龍涎香だとすると日本円にして約2200万円の価値があると見込まれるということです。

出典:https://www.facebook.com/TaiwanTodayJP/posts/3282406641873591/

龍涎香を見つけよう!

ご紹介したように重な龍涎香の見分け方は簡単ではありません。また、龍涎香はどの海岸にも流れ着くかもわからないので、誰でもが見つけられるものではありません。龍涎香の見分け方を覚えて、海岸で目をこらしてみてください。発見することができれば、大きな価値をもっていますよ!

投稿者プロフィール

atsuko
atsuko
自然派スキンケアクリエイター。主に薬草、ハーブなど天然のスキンケア素材、世界のインディービューティブランドについて書きます。趣味は美術館館巡り、植物の栽培や環境問題、女性の働き方にも興味あり、食いしん坊です。